はじめに
英語学習者の多くの人が挑戦するのがTOEIC。
「TOEICって聞いたことはあるけど、どんな試験なのか分からない」という方も多いと思います。
学生から社会人まで受験してる試験ですが、なぜここまで知名度が高いのでしょうか。
この記事では、TOEICとは何か、どんな種類があるのか、そして初心者がどう学習を始めればよいかをまとめました。
TOEICとは?
TOEIC(Test of English for International Communication)は、英語によるコミュニケーション能力を測るための国際的なテストです。
- 運営団体:米国の非営利団体「ETS(Educational Testing Service)」が制作・運営
- 日本での実施:一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)が運営
- 受験者数:世界約160か国で実施され、日本では年間200万人以上が受験
- 試験目的:ビジネスや日常生活での英語運用力を客観的に測定すること
TOEICの種類
実はTOEICには複数の種類があります。日本で有名なのは「Listening & Reading(L&R)」ですが、他にも用途に応じたテストがあります。
TOEIC Listening & Reading Test(TOEIC L&R)
- 日本で最も一般的に受験されている形式
- リスニング100問(約45分)+リーディング100問(75分)
- 合計200問、990点満点
- 企業や大学が英語力を評価する際に最も使われる
TOEIC Speaking & Writing Tests(TOEIC S&W)
- 英語の「話す力」「書く力」を測定
- スピーキング(音声での回答)、ライティング(英文での回答)
- グローバルな職場で活躍したい人や海外勤務を目指す人に有効
TOEIC Bridge
- 初心者向けの入門テスト
- 中学〜高校基礎レベルの英語力を測定
- 「いきなりL&Rは難しい」という人におすすめ
なぜ日本人はTOEICを受けるのか?
日本でTOEICが広く普及している理由には以下の背景があります。
- 就職活動で有利
多くの企業が採用条件やエントリー基準に「TOEIC○○点以上」を設定。 - 昇進・昇格の条件
社内の昇進や海外赴任の要件にTOEICスコアを活用する企業が多い。 - 自己啓発・スキルアップ
社会人が「英語をやり直す」際に、数値で成長を実感できる。 - 国際的に通用する指標
世界160か国で実施されるため、海外転職や留学の際にも利用可能。
TOEICは「キャリアアップの武器」であり、同時に「学習のモチベーションを保つ目標」として多くの人に選ばれています。
TOEIC学習を始める前に知っておくこと
- 中学英語の基礎を理解しているとスムーズ(参考:中学英語の復習にはこちらの参考書がおすすめ!)
- 初めから高得点を狙うには、リスニング対策の強化が効率的
- リーディングの得点を上げるにはある程度の時間が必要
- まずは高得点を狙わず、段階的に目標を立てるのがおすすめ
まとめ
TOEICは世界中で受験される「英語力を数値化できるテスト」であり、就職・転職・キャリアアップに直結する試験です。
初心者はまず中学英語の復習+単語学習からスタートし、
600点 → 700点 → 800点のように段階的にスコアアップを目指すのが現実的です。
⭐️ 次回は「初心者におすすめのTOEIC参考書」を紹介予定です!
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